こんにちは。柏市の外壁塗装・屋根塗装の職人直営店の塗替え一蓮(いちれん)代表親方の根本です。
今日は、お見積の時に時々お尋ねされることがあります、クリアー塗装についてご説明いたしますね。
クリアー塗装とは、無色透明の塗料を塗ることを指しているのですが、普通の塗料と比較して効果が落ちないのか、とか、何度塗りをするのか、等お客様は、いろいろと気になられることが多いかと思います。
順番にお話いたしますので、じっくりお読みくださいね。
1.クリアー塗装の効果・耐候年数について
一つ目のご質問、クリアー塗装は本当に効果があるの?という点について。結論はあります!おおよその耐候年数は10~15年前後です。
経年劣化をしてくると、艶が無くなってくるものですが、中には、失敗してしまったクリアー塗装の事例では、パリパリに割れてしまうケースもあります。原因は様々あると思いますが、間違いなく言えることは、稀釈のし過ぎや施工時の塗膜形成等、様々な要因からくる施工不良だと思います。(もちろん弊社ではありません汗)
また、クリアー塗装と言っても、無機、フッ素、シリコン等の素材がありますが、一般塗料と同様に、耐候年数に違いがあります。おおよそ以下のようなイメージで、ピカピカです。
・シリコン・・・7年
・フッ素・・・・10年以上
・無機・・・・・13年以上
ご不安な方は一度、お近くの専門店で、実際に過去、クリアー塗装をされた施工事例があればご紹介していただき、直接、ご覧になられることが良いと思います。
2.クリアー塗装を求めるお客様のケース
二つ目のポイントですが、クリアー塗装を求めるお客様の多くは、現在の壁のデザインが気に入っているという点、です。ほぼ、これに尽きると言い切れます。
以下の写真のような、おしゃれな外壁の場合、クリアー塗装にされるお客様も多いイメージです。
その場合にですが、傷ついた部分は、しっかりと修復してからクリア塗装しますので、その点もご心配なさらずに、お願いいたしますね。
3.どんな外壁にも塗って大丈夫?
普通の窯業系サイディングに塗装できます。しかし新築~15年近くたって色あせなどした外壁はその色あせがそのまま残るので×です!10年での塗装をオススメします。
難付着サイディングの場合はメーカーによって違いはありますが専用のプライマーを塗ったりします。表面コーティングが親水性のには直接2回塗装で大丈夫な材料もあります。
難付着サイディングにも光触媒のコーティングがしているものにはクリヤーはオススメできません。一蓮では専用下塗りを塗った後に塗りつぶしなどになります。
4.シーリング部分はどうするの?
ほとんどのメーカーの材料ではクリヤーはシールの上に塗ってしまうと塗膜が割れてしまいます。なのでシールは後打ちで外壁塗装が終わった後に施工します。
中にはシールの上に塗っても割れないクリヤーの材料もあります。上に載せた写真はシールの上に塗っても割れない材料なのでシールを先打ちしています。6年7年後の経過を見ているので心配いりません!ほとんどメーカーさんは絶対に割れると言うと思いますが、ある材料だけは大丈夫なんですね。
5.今の外壁の模様が気に入ってるけどクリヤーじゃダメなときは
WBアートなどデザイン塗装もありますので1色で塗りつぶしたくない!などあると思いますので相談してもらえたら理想的な仕上がりになれるように頑張りますのでお気軽にお申し付けください。
ポイント!
今の外壁が気に入っていて塗りつぶしをしたくない!このままがいい!そんな場合はクリヤー塗装がオススメです。しかしどんな外壁でもクリヤーは塗れるの?シールの上に塗って割れてしまうの?など気になるところです。